Date: 2007-04-20
Tags: misc, work

仕事の責任範囲

KDDI時代の同期が密かに結婚していたので、お祝い(飲み)に 銀座 かまくら に行ってきた。彼らとは新卒で入社したときの社会人研修A班の頃からのけっこう長いつきあいで、年に数回は集まっていたのだけど、最近は年1回ちょっとになっていたらしい。おかげで疎外感はあんまり無かったけど、GATビルの入り口にセキュリティーのための改札が設置された、という話題にはちょっとびっくりした。

飲んで話してるうちに、仕事の責任範囲の話になった。A部署が仕事の依頼側、B部署が開発側だとしたときに、A部署はB部署がやっている作業の内容を知る必要があるのかどうか。逆に、B部署はA部署からの依頼の意図をどこまで把握する必要があるのか。

  • 依頼の意図や、作業の内容を知る必要はない

  • 意図は説明されなくても気づくべきだし、相手の作業も把握すべき

  • 期限を守れないのは他に優先度の高い事があるから

  • 期限を守れない人がどれだけ忙しくても、依頼側が気にすることではない

  • 開発物の仕様が決まった段階で運用の計画をするべき(完成は1年後)

実際の状況の中に居ないので聞き間違ってるかもしれない。

とりあえず自分としては、指示を受けるとき、指示を出すとき、つまり依頼のInput側とOutput側のレイヤーまでは意図や実作業の内容を把握するべきだと考えている。そうしないと適切な行動を取れないし、無駄を省くことも出来ない。そもそもスケジュールを立てられない。「一つ上・ひとつ下」を見ずに仕事してたら歯車になっちゃうから多分楽しくないだろうし。

仕事は、責任感の強い人や仕事をこなせる人のところに集まってくる。そしてそういう人は色々な事に気づいて色々な仕事を発生させるのでさらに忙しくなる。そして、やりすぎてしまうと自分が仕事に押しつぶされてしまう。これもまた全く楽しくない。KTECの時の上司も責任感の強い人で、かなり広い範囲を見ていて、そしてかなりの量の仕事に追われ続けていたようだった。今はどうなってるだろう...今度聞いてみよう。

解決方法の一つは、「一つ上・ひとつ下」レイヤーを知り気づき能力のある部下を持つ。あるいはそのように育てる事か。そうでない人を増やしても多分仕事は減らない。やっつけ仕事が増えてますます仕事が増える。

大きい会社の方が教育関係の制度や仕組みはしっかりしていて、良い人材が多く仕事が円滑に回る、と思っていたけど、会社の大小はあまり関係ないのかも。と思った夜であった。

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