Deliverance 環境構築 easy_install のみ使用編

警告

本ドキュメントはxdvがリリースされる前の2009年9月時点のものであり、 コードなどは書かれてる通りの手順ではうまく動かないと思います。

このドキュメントは、ほぼ素の状態のPython環境でDeliveranceを使い始めるための手順を記載しています。

なお、Pythonはインストール済みで、実行ファイルへのパスが通っている状態にしておいてください。また、以下のコマンドの最初のいくつかはPython環境にインストールを行うので、その部分はsudoコマンドを書いてあります。

仮想環境にインストールする

素のPython環境を想定し、必要なパッケージを導入します。 次に、Python仮想環境を作ります。

$ wget http://peak.telecommunity.com/dist/ez_setup.py
$ python ez_setup.py
$ easy_install virtualenv
$ virtualenv deliv

次に仮想環境を有効にして、仮想環境内にdeliveranceをインストールします。 deliveranceは未リリースの0.3版を使用したいので、Subversionリポジトリパスを指定してインストールすることにします。 また、設定ファイルのテンプレート生成のためにPasteScriptをインストールします。

$ cd deliv
$ source bin/activate
$ easy_install "lxml==2.2.2"
$ easy_install http://codespeak.net/svn/z3/deliverance/trunk
$ easy_install PasteScript

上記で "lxml==2.2.2" としているのは、この記事を書いた時点では、配布サイトで2.2.3以降はコンパイル済みのeggが登録されていなかったためです。

最後にDeliveranceの設定ファイルをテンプレートから生成します。

$ paster create --list-templates
Available templates:
  basic_package:      A basic setuptools-enabled package
  deliverance:        Basic template for a deliverance-proxy setup
  deliverance_plone:  Plone-specific template for deliverance-proxy
  paste_deploy:       A web application deployed through paste.deploy

$ paster create -t deliverance Deliv1
Selected and implied templates:
  deliverance#deliverance  Basic template for a deliverance-proxy setup

Variables:
  egg:      Deliv1
  package:  deliv1
  project:  Deliv1
Enter host (The host/port to serve on) ['localhost:8000']:
Enter proxy_url (The main site to connect/proxy to) ['http://localhost:8080']: http://twitter.com/
Enter proxy_rewrite_links (Rewrite links from sub_host?) ['n']: y
Enter password (The password for the deliverance admin console) ['']: admin
Enter theme_url (A URL to pull the initial theme from (optional)) ['']:
  :
  :
Creating .\Deliv1\theme
Creating .\Deliv1\theme/theme.html
Creating .\Deliv1\theme\style.css

とりあえずここで何も考えずに Deliverance を起動してみます。

$ deliverance-proxy Deliv1/etc/deliverance.xml
To see logging, visit http://localhost:8000/.deliverance/login
    after login go to http://localhost:8000/?deliv_log
serving on http://127.0.0.1:8000

Deliveranceが http://localhost:8000/ で起動しました。 先のテンプレ作成時に proxy_url に http://twitter.com/ を指定していたので、ブラウザで http://localhost:8000/ にアクセスするとtwitterサイトが表示されるはずです。 この状態のままthemeファイルや変換ルールを変更して、ブラウザをリロードすることで少しずつ表示を変えることが出来ます。