Date: 2004-07-27
Tags: agile(xp), event

XP祭り2004参加レポート

XP祭り2004 に参加してきました。とりあえず写真メモという形で書いておきたいと思います。

アジェンダ

議事進行。自分が参加しているプロジェク トの関係上、「アジャイル開発におけるフレームワーク設計」が非常に気になります。

XP祭り2004 アジェンダ

アジャイル開発におけるフレームワーク設計

本日の自分的目玉イベント!でした。が、あんまりアジャイルじゃない...。その前 に講演された関さんの「三年目の報告」のほうが、ちょっと心配なくらいアジャイ ルMAXな感じだったのに比べると対照的でしたが、でもXPな印象はありました。内容 的にはOOをキッチリやりこんでいて、滝管理者も納得するような内容だったと思い ます。

今、自分が参加しているプロジェクトチームもフレームワークを作っているので、 アジャイル手法で対外プレイヤーとうまく連携するためのコツみたいなものが得ら れれば‥‥と思っていたのですが、チームで閉じたフェイズのためドキュメント作 成義務などもない、ということでした。

あと、UMLの使い方が印象的でした。自分は会社でシーケンス図とクラス図しか使っ ていないので、よけいにそう感じたのかも知れません。とりあえず色々と知らない ことが多すぎだと言うことは痛感しました。

AgileDeveloperConference報告

常に動き続ける平鍋さん。緑色のポインターを持っている手が止まっている写真を 撮ることが出来ませんでした(^^

常に動き続ける平鍋さん

「プロジェクトの進路と時期って台風みたいなものだよね」というADCでのプレゼン 風景の写真の写真。デマルコも著書で「プロジェクトの完了日を正確に見積もるこ とは出来ない。これくらいの時期には何%の確率で完了している」ということを言っ ていました。アメリカではもう日本みたいな 納期ありき スタイルは無いんでし ょうかね?

プロジェクトの進路と時期って台風みたいなものだよね

抽選会

お楽しみの抽選会。XP祭りの景品になぜかASIMOが! 渋川さん の研修先のお店に ご協力頂いたそうです。

XP祭りの景品になぜかASIMOが

抽選だけで30分以上やっていた気がしますが、自分はなかなか当たりませんでした。 やっぱり13番という番号がよくなかったのかもしれません。

景品をもらう人々

しかし開始15分くらいのあたりでついに13番が呼ばれました!もらったのは Aspect指向の本です。日経ソフトウェアのバックナンバーCDも気になったのですが、 Aspect指向も気になる今日この頃です。ちょうど 8/6 に Aspect指向のセミナー があるようなので、良い機会だし出席してみようかな...でもリリース日だから多分 無理だろうな...(T-T

私ももらいました!

ライトニングトークス

7名の方が発表されましたが、 小島さん の「XP式新人研修」と、安井さんの「X P・アジャイル導入時の敷居の高さ」についてが非常に印象に残りました。どちらも XPをどうやって導入していくのかという内容で、 小島さん

  • 新人に最初からXPが普通!と教える

  • TestFirst/TDD 無しにはコードを書けない体質にする

  • xUnitに慣れたところでxUnit無しで比較体験させる

といった新人研修の手法について。安井さんは

  1. まず今やっていない方法(Practice)を導入

  2. 今やっていることを良い方法(Practice)に入れ替える

  3. 今やっていて無駄なことをやめる

という、既にやりかたが確立してしまっているところにどうやってXPを入れていけ ば敷居を低くできるかということを淡々とお話しされました。両者とも、XPを導入 したいけど‥‥と考えている多くの会社の人が直面する切実な問題に対するひとつ のやり方を示してくれていました。

ただ、現場から変えていく方法ではなく上意下達で一気に進める方が良い場面もあ る、という意見も(夜の懇親会で)ありました。とはいえそれには信頼貯金が結構貯 まっていないと難しいと思いますし、どれだけ説得力のある絵をイメージさせられ るかがポイントになるんだと思いました。

# 明日から自分配下の開発チームでTDDを使おうと思っているのですが、滝な人々にTDDを(出来ればTestFirstを)わかりやすく納得しやすいイメージをどうやって見せようか、とずっと悩んでいるところだったりします(^^;

懇親会

昼間の部と同じくらい重要な夜の部。40名くらい [1] の参加者が集まりました。そのな かで 小島さん , 青木さん, t-wadaさん , manholeさん , アマぴょんさん , 他何名かの方々と楽しくも貴重な時間を過ごすことが出来ました。この場でお話し させて頂いた、テストしにくい環境にTDDを適用するといった話は随時blogに上げて いきたいと思います(と自分を追いつめてみる)。

鷲崎さんの一本締め

最後は鷲崎さんの一本締めで閉宴となりました。2次会は翌日の仕事の準備等あった ので出席せずに帰ってしまいました。もったいない、ああもったいない。

次は 8/4の ソフトウェアパターン勉強会 に参加します。